イテマグループの積極投資
Itemalab® はグループ内の各部門に繊維機械のイノベーションをもたらす存在です。
イテマは2014年にイタリア、ベルガモ県の先進工業団地Kilometro Rosso に設立された Itemalab® の新しい組織をこのたび発表しました。 「未来の織機」の基盤を樹立することを目標とし、繊維産業に次元を越えたソリューションをもたらすべく独立した組織体に再編成し、お客様やパートナー各社に技術的な知見やノウハウを提供するなど、事業活動の範囲を拡大します。
Itemalab® の繊維部門は70名の技術者や専門家で構成され、イテマグループをはじめとする繊維産業のニーズを吸い上げて対処して行きます。また新規に組織された産業部門では、デジタル化や製品、工程の改善に関して先端的なソリューションを得るための協業を推進する情報センターとして機能します。
前列中央右はイテマCEO のウーゴ・ギラルディー、左側は Itemalab統括マネージャーの ロレンツォ・ミネーリ。後列は Itemalab の各部門責任者で、左から、イノベーションマネージャーのマッシーモ・アリゴーニ、 製造マネージャーのカルラ・ロベルタ・カバレーリ、プログラムマネージャーのジェシカ・マッツォーラ、製品開発マネージャーのフランチェスコ・アルギーシ
Itemalab® の統括マネージャー、ロレンツォ・ミネーリは再編されたItemalab®について次のように語っています。「数々の産業分野の中でも繊維機械はその複雑さでトップクラスに位置付けられる製品です。高精度の機械部品、高度な電子制御やメカトロニクスの技術が必要とされ、稼働環境・織物品質・生産効率の全てで厳しい基準をクリアすることが求められます。Itemalab®の強みの一つは、複数分野の専門家が密接に連携する体制です。繊維機械で得られたノウハウを他の分野に応用して分野横断的なソリューションを生みだし、イノベーション、持続可能性、デジタル革新、システムエンジニアリングなどの面で付加価値を大幅に高めることが可能です。」
イテマグループのCEOウーゴ・ギラルディーは以下のように付け加えました。「ますます複雑化し厳しい競争に直面する市場において、イノベーションは勝ち抜くための絶対条件です。Itemalab® の強化と抜本的改革によって幅広い分野での継続的なイノベーションが可能になりました。先年から当グループは傘下の各事業会社からメンバーを選抜したチームを編成し、素材やメカトロニクスの分野で新次元の開発を進めています。Itemalab® はイテマグループの発展の原動力であり、今後も多くの事業会社の重要なパートナーとして変革を推進して行きます。」
Itemalab®の再編は変化を求めるイテマグループの伝統がもたらした成果です。取締役会メンバーのアンジェロ・ラディチが次のように語っています。「取締役会はイテマの戦略的事業活動を支援し、将来への展望をイテマと共有しています。企業家として将来を見据える時、重要なのはチームワークであると私は確信しています。互いの協力による技術の相乗効果はそれぞれの事業体の成長を促進し、発展の機会をもたらします。ラディチグループは数か月前に、グループ横断的な研究開発とイノベーションを目的とする合弁企業 Radici InNova 社を発足させました。同社は様々な企業、大学、公共および民間の調査・研究開発機関に開放され、相互の連携による成果を期待しています。Itemalab® も同じ方向を目指しており、想像すらできず単独では実現困難なプロジェクトを、分野横断的な手法で解決に向けて邁進しています。」
さらに詳しい情報はこちらでご覧ください: www.itemalab.com