イテマグループの積極投資
イテマは大きな潜在市場を持つLamiflex社の買収を完了し、Massimo Zocche氏がゼネラルマネージャーに就任しました。
イテマは2021年12月にLamiflex社の買収を完了しました。Lamiflex社は複合素材の優秀なイタリア企業で、2017年にはイテマグループの一員になっていました。
Lamiflex社は1976年にLuigina BerniniとLuigi Castelliの両氏によって設立され、イタリアのベルガモ州ポンテ・ノッサと香港に拠点を置いています。Lamiflex社は複合素材のレピアテープを最初に作ったメーカーで、今では先進的な複合素材の軽量さと高性能が重視される分野に幅広い種類の製品を送り出しています。複合素材についての奥深いノウハウと幅広い分野をカバーする自社技術によって、Lamiflex社はレピア織機の重要部品であるレピアテープを開発し製造しています。また医療や航空機、防衛産業やその他の多くの産業分野で、世界中のお客様のニーズに合わせたソリューションを提供しています。
Lamiflex社はレピア織機の重要な複合素材部品の供給元であり、イテマグループの事業戦略上の重要な存在です。また買収の目的はその他の航空機、医療などの分野でLamiflex社が成長することを強力に支援し、様々なレベルの開発をさらに推進することです。従来にも増して密接な連携が可能になった今、イテマグループ各社の様々な経営資源やノウハウをフルに活用することで、大きな潜在需要を持つ市場に向けての革新的な製品開発が加速することが期待されます。
イテマグループのCEO、ウーゴ・ギラルディーは人選と今後の計画について次のように語っています。”「Massimo Zocche氏がLamiflex社のゼネラルマネージャーに就任しましたが、同氏はこの業界での豊富な経験を持ちデジタル改革にも造詣が深い逸材です。同氏の活躍でLamiflexがさらに発展し、イテマグループに貢献することを期待しています。Lamiflex社の新しいページが開かれました。私達は共に成長して、さらに堅固で輝かしい未来を作ります。2026年までには現在の売上高2千万ユーロの倍増を目指し、人材強化にも注力して行きます。Lamiflex社の社員数は2017年の102名から2021年の130名まで増加しており、2022年にも引き続き人員を補強する予定です。」 ”
Zocche氏は航空工学科を卒業し、様々な産業分野でのビジネス開発のプロジェクトを指揮してきた経験を持っています。Galgano & AssociatiやPwC Italyなどのコンサルティング会社で指導的な立場で活躍し、IBM社では15年以上に渡って経営リソースの管理やスマートマニュファクチャリングに携わってきました。Lamiflex社に入社する前にはイタリアをベースとする多国籍企業コンサルティング集団Bip-Business Integration Partnersでインダストリー4.0のプロジェクトを指揮していました。
Massimo Zocche氏は次のように語っています。「私はLamiflex社での業務に情熱を持っています。Lamiflexは改革精神が旺盛でお客様のニーズに敏感な企業です。産業界にとっては厳しい環境の昨今ですが、力強く高い競争力を持つ現在のLamiflexを築いてきた企業基盤にフォーカスを当て、デジタル変革から独自の開発プロジェクトまで幅広い分野で成長の機会を着実に捉え、パートナーの皆様と協力して社業の発展を目指します。」
イテマグループはMassimo Zocche氏の就任を心から歓迎します!
Lamiflex社の詳細は www.lamiflex.it でご覧いただけます。