ITMA Asia + CITME 2018 での イテマ社の展示ハイライト
イテマグループの一員、Lamiflex 社
第3ホールのE9ブースではイテマグループのラミフレックス社が出展し、純正のレピアテープ、テープ駆動ホイールをはじめとしたさまざまな製品を展示します。ラミフレックス社はフレキシブルなレピアテープを最初に開発した会社ですが、今やコンポジット製品のテクノロジーリーダーとしての地歩を確立し、最高レベルのレピアテープをはじめとする織機用の構成部品を製造しています。また、同社の生産品目には他分野向けの幅広い種類の製品も含まれています。イテマ社とラミフレックス社の技術協力の最初の成果が、R95002denimに採用されている3層カーボンレピアテープです。
コアビジネスとしての織機製造の他にもイテマは様々な事業分野に進出し、高性能の産業用コンポジット製品のリーディングメーカーで、繊維機械をはじめとする様々な分野に高性能の製品を供給しているラミフレックス社の筆頭株主になっています。ラミフレックス社との戦略的な提携関係によって、イテマは40年を超える歴史を持つカーボンファイバーコンポジットを使用した構成部品の性能と寿命をさらに向上させています。そしてその成果は現在のレピアテープ、テープ駆動ホイールおよびその他の重要部品の品質に現れています。
開発者から市場のリーダーへ
ラミフレックス社がコンポジット製品のリーディングメーカーとしての地歩を固めたことの源流は、1976年にレピア織機用のフレキシブルレピアテープの新型を開発・製造することを決断した先見性にあると言えます。初期のナイロン製テープは高速運転の発熱で溶けるという問題がありましたが、ラミフレックス社は綿とフェノール樹脂の合成素材で高速運転に対応するレピアテープを開発し、繊維機械業界に旋風を巻き起こしました。
コンポジットレピアテープはラミフレックス社の歴史に中で常に中心的な製品でした。同社はその開発のみならず製造と販売の面でも世界を席巻し、テクノロジーとマーケティングの両面で世界的に知られた存在です。40年を超える社歴を通じて製品系列は拡大してきていますが、レピアテープは不断の改良を怠らず同社の重要な柱であり続けています。そして今、イテマとの密接な提携によって同社がレピアテープに注ぐ情熱はさらに高まっています。
歴史を変え、繊維機械業界を変えた製品
製織業界ではアパレルから高級ホームテキスタイルや高度なテクニカルファブリックまで、あらゆる分野でレピア緯入れ方式の圧倒的な多機能性が改めて注目され、製織設備を他の方式からレピアへ変更する動きが活発になっています。そしてレピア織機が有る限りその重要基幹部品であるフレキシブルレピアテープが必要になります。ラミフレックス社のコンポジット製品についての継続的な研究開発と40年を超える長期間に蓄積されたノウハウが同社製レピアテープに生かされ、織機の性能向上に大きく貢献しています。そして現在では高性能レピアテープの規範として世界的に認められる存在です。
その他、ラミフレックス社はレピアテープを駆動するホイールなどの重要部品も開発し、先進的なレピア織機の重要部品を供給できるメインサプライヤーです。
事業の多角化/h2>
ラミフレックス社は織機関連部品の他にも、航空機産業や医療分野、梱包分野やフレクソ印刷、製紙設備、淡水化装置などの、軽量で高性能が要求される様々な産業分野に重要なコンポジット製品を送り出しています。また先進的な技術によって溶媒含浸、フィラメントワインディング、プルワインディング、ラッピング、プログレッシブ/マルチチャンバープレス、圧力釜、樹脂トランスファー成型、低圧成型材などの広範な分野に特注製品を迅速に提供できる体制を整えています。
イテマとラミフレックス:革新的なソリューションを創り出すパートナー
2017年にラミフレックス社がイテマグループに参加して以来、両社は大きなシナジー効果を発揮しています。最高の織機部品を目指して互いのノウハウを交換し、共通の技術基盤を通じて開発を進め、その成果が最高のレピアテープと最高のテープ駆動ホイールです。それぞれが市場のリーダーである両社が緊密に連携し、組織を越えた研究開発体制と技術的知見の共有、オープンな協力体制によってアイデアが熟成され、迅速な試作と的確な試験が実現しています。
R9500シリーズのレピア織機のレピアテープとテープ駆動ホイールは全てラミフレックス社製です。両社の協力体制の最初の成果は今回の ITMA ASIA 2018 で展示される画期的な新製品 R95002denim に採用されているTLC(3層カーボンレピアテープ)です。ラミフレックス社の公式サイトで両社の協力の進展をご覧ください。
www.lamiflex.it