テクノロジー
イテマのエアジェット織機 A9500 と A9500p:
卓越した織物品質と大幅なコスト削減が両立します
エアジェット織機が労働コストを抑えた大量生産に適していることは実証され、よく知られている事実ですが、幅広い分野で高品質の織物生産が可能なシステムでもあります。イテマの織機はお客様のための道具であり、その道具を使用してお客様が生み出される価値はイテマの最高のテクノロジーを超える存在です。生産性が重要であれば注目すべきはハイレベルの織物品質を達成し競争力を高めることです。織物欠陥が無く、要求される風合と外観を呈する織物を安定的に生産することが最重要の課題です。
イテマは創立以来、絶えることの無い情熱を織機に注ぎ続け、先進的でユニークな緯入れ方式を生み出し発展させることで高品質製織が可能な多機能機をお届けしてきました。
その製品群の一角を占めるのが、高い生産性とハイレベルの織物品質の双方を達成するエアジット織機 A9500 と A9500p です。
特に寝装具や家庭用織物の分野では、生産コストを抑えつつ高い織物品質を達成できる可能性が高く評価されています。その目標を達成するためイテマのエアジェット織機には様々なカスタマイズや専用装置の取付けが可能ですが、その一部をご紹介します。
イテマのエアジェット織機は他社製と比較して少ない部品点数で構成され、それによって簡潔でコンパクトな構造を実現し、卓越した剛性によって高い信頼性を達成しています。また小さな設置面積によって工場のレイアウトに余裕が生まれます。
エアジェット織機を語る上で忘れてはならないのはエアの消費量です。イテマは様々な先進的な装置を開発し、特に広幅のエアジェット織機ではその性能は業界標準として認められています:
- ダブルタンデムノズル:低いエア圧を使用するため大幅なコスト削減が達成されます。
- 低圧シングルホールのリレーノズル:エア消費量が飛躍的に小さい新世代のノズルです。
クラス最高を誇るイテマの開口形状が卓越した織物品質を達成し、ISD(Independent Selvedge Device:独立耳形成装置)が簡単な設定作業と保守工数の軽減を実現しています。
A9500 と A9500p には筬の全幅に対応するタッキング装置を装備可能で、筬の在庫の種類を削減すると同時に製織のフレキシビリティーが拡大します。この装置は寝装具用素材の製織に特に有効です。
またA9500はレピア織機R9500と多くの電子・機械部品で完全な互換性があり、双方の機種を使用されるお客様では補用部品在庫の削減が可能で、運転コストが大幅に削減されます。
Red Dot News の本号ではイテマの重要なお客様の中から Sϋrϋ Tekstil 社と Osman Canlı Tekstil 社をご紹介します。両社ではイテマのエアジェット織機で各社独自のスタイルを製織する実稼働で目覚ましい実績が実証され、さらにイテマのエアジェット織機とレピア織機を併用することの大きなメリットが明らかになっています。ビデオで詳細をご覧ください。